先日、10月20日に第2回薬剤師認知症対応力向上研修会が行われました。
大分県薬剤師会医療福祉委員長で私どもの社長北郷が司会進行、講演を行いました。
講演会で4名の方にお話をいただき、
上野公園病院の長野院長からは、
認知症の原因疾患の説明や脳神経細胞のお話、他の疾患との関係性
運動による認知症やうつ病に対する改善の有効性
認知症患者さんや家族への支援の方法
日田市長寿福祉課の井上珠美さんからは、
日田市の認知症患者の状況や今後の日田市の推計
認知症患者さんやご家族に対する制度や地域ケア・支援体制・地域づくりの仕方
日田市認知症地域支援推進員の矢幡剛さんからは、
認知症の周知・啓発活動・介護者の負担軽減について
また、認知症サポーター養成講座や講話・老人の一人歩きの捜索模擬訓練など
いろいろな取り組みについて
最後に上野公園病院薬剤師の泉 一恵先生からは
認知症に対する薬学的管理や薬物による治療・副作用
重症度に合わせた治療薬の選択
多職種に薬剤師の視点を伝達することの重要性
を学びました。
大分県薬剤師会からは薬局が関わることで患者さんの様子や服薬状況の変化から認知症の疑いに気付き医療機関と連携し早期対応につなげ、患者さんの薬物治療を継続的に支援する
気付き→繋ぎ→支援
が薬剤師に求められるとの事でした。
そのために認知症の病態・ケア・制度の知識を習得し患者さんの様子の変化などを見極めるスキルの取得、地域医療との連携の大切さを学びました。
高齢社会の到来により高齢者や認知症の患者さんは増えつつあります。
専門知識を持つ薬剤師は地域連携医療を担う一員として欠かせない存在となるために
これからもきたご調剤薬局並びに淡水グループは励んで参ります✊☺️