今回は手洗い・うがいについて書いていきたいと思います。
人が感染する要因の多くは、手に付着した細菌やウィルスが物品に付着し、そこからまた手を介して鼻や口、目から体内に入ることです。
手すり、ドアノブ、電車のつり革、エレベーターボタンなどを介して手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけになります。
手は見た目汚れていなくても細菌やウィルスが付着している可能性があるため、きれいに洗い流す習慣をつけることが感染対策の基本であり、最も重要な手段といえます。
ここで基本の手洗いについて説明していきます。
1.流水で手を洗う
2.洗浄剤を手に取る
3.手のひら、指の腹面を洗う
4.手の甲、指の背を洗う
5.指の間(側面)、手の付け根を洗う
6.親指と親指の付け根のふくらんだ部分を洗う
7.指先を洗う
8.手首を洗う(内側、側面、外側)
9.洗浄剤を十分な流水でよく洗い流す
10.手をふき乾燥させる(タオルの共有はしないことが好ましい)
11.アルコールによる消毒
(爪下、爪周辺に直接かけた後、手指全体によくすりこむ)
この順序で手洗いを行っていきましょう。
また、2度洗いも効果的です。
続いて、うがいについてです。
うがいがしやすい量(約60ml)の水や希釈したうがい薬をコップに用意します。
計3回にわたってうがいをしていきます。
1.1回目は口の中の食べかすなどを取る目的で、口に含んで強くうがいします。
2.2回目は上を向いて、のどの奥まで届くように15秒程度うがいします。
3.3回目はもう一度2を繰り返します。
上記の手順で手洗いうがいをして感染予防に努めていきましょう。